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高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に関して

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高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に関して

2024年10月22日

昨今の高等学校、高等専門学校などのアカデミック分野において、理数系分野やデジタル分野の学科の割合が増えております。まさに成長している分野への担い手を輩出する取り組みが進んでいると言えます。その政策効果を最大限発揮するためにも、例えば高校教育段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の強化に焦点が当てられております。
高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)は、文部科学省が2024年度よりスタートした定額補助金事業であり、ICTを活用した文理横断的・探求的な学習カリキュラムを強化する公立・私立の高等学校等を対象に、環境設備導入のための経費を支援することが目的とされています。
(出展:文部科学省)
高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール):文部科学省

高校や高専、大学等の教育現場へのICT学習のための環境設備として弊社が推奨しますのが、カナダのVOLTERA社製電子回路プリンタ V-Oneです(図1)。
V-Oneは、Gerberファイルで出力した電子回路図を専用のソフトウェアへ取り込み、導電性のインクを用いて基板上へ直接電子回路を書き込むプリンタです。自前で回路基板試作を行うことができる点が魅力的な同製品ですが、今や80ヶ国以上にて製品開発者や教育者が活用しています。
電子回路プリンタV-One
図1

教育現場におけるV-One

1台で回路基板試作の実践に役立つ
V-Oneを用いることで、授業にて設計した電子回路をもとに、実際に目の前で回路基板を作製することができます。自身で設計した回路基板が正常に作動した瞬間は、机上の学習だけでは得られない経験を生み出します。電子回路の図面を構想・作成する能力を養うだけに留まらず、実践的なトライ&エラーへの移行を可能にするのが、電子回路プリンタV-Oneです。各国の教育現場において多数導入されています(図2)。
下記リンク先にて、日本での納入実績の一部を記載しております。
(テクノアルファ株式会社 V-One紹介ページ)
教育現場におけるV-One
図2
伴走型のソフトウェア
V-Oneは誰にとっても扱いやすいのがポイントの1つです。V-One本体は、主にPCにインストールした専用ソフトウェアを通じて操作を行いますが、一つ一つの工程においてユーザをナビゲートしてくれます(図3)。実際の様子を写したチュートリアルビデオの他、注意点も都度表示されるので、安心して作業することが可能です。言語は日本語にも対応しております。
伴走型のソフトウェア
図3
DXハイスクールでも役立つアプリケーション

回路基板試作を外注に頼るのでは無く、内製化を可能にするV-Oneは研究開発においても用いられています。例えば、各種マイコンボードやGPIO回路の設計・製作が可能であることから、ロボット製作等においても役立ちます(図4)。
その他、ストレッチャブル基板への応用として、スタンフォード大学において次世代ウェアラブルデバイス用の伸縮センサーの開発に用いられた例もあります(図5)。

DXハイスクールでも役立つアプリケーション
図4
次世代ウェアラブルデバイス用の伸縮センサーの開発
図5

本記事においてご紹介したVOLTERA社製電子回路V-Oneは、教育現場において実践的な学習の機会を提供します。授業のカリキュラム以外にも、自由研究や課外活動等の創意工夫の場でも大いに役割を果たしてくれます。
今回は2種類のアプリケーションについて触れましたが、FR1やFR4等のリジット基板の他、プリンテッドエレクトロニクス向けとしてPETやTPUのようなフレキシブル基板等、幅広い基板を用いることができます(図6~9)。
今回ご紹介したVOLTERA社製電子回路プリンタ V-Oneにご興味をお持ちの方は、是非当社のHPよりお問い合わせをください。

(テクノアルファ株式会社 V-One紹介ページ)

教育現場において実践的な学習
図6
自由研究や課外活動等の創意工夫の場
図7
リジット基板
図8
フレキシブル基板
図9

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