薄くて軽いデバイス化を実現 導電性/半導電性インク

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• 2020年

薄くて軽いデバイス化を実現 導電性/半導電性インクVol.32 - September 2020

コロナ禍という想定外の強烈な環境下ですが、プリンテッド・エレクトロニクス産業の各材料・印刷装置メーカーなどは、導電性や密着性の向上、高解像化をはじめとした各技術的な課題をクリアにさせ、着実に歩を進めています。
フランスGenesInk社製導電性/半導電性インクは薄型フレキシブルデバイスの開発や高導電性・高エネルギー効率が要求されるデバイスにおいて、ナノサイズ粒子で構成されているインクだからこそ、導電性向上、低温焼成による適応基板の拡張、各印刷方式への対応などで貢献しております。今回は導電性/半導電性インクの製品ラインナップをご紹介します。

高い導電性でフレキシブル回路の印刷に最適！銀ナノインク『SMART INK』

高い導電性とフレキシブル性の特長を持ち、次世代デバイスやIoT向けに効果を発揮する銀ナノインクです。低温焼成が可能なためポリイミド、PET、PENなどのプラスチック系フレキシブル基板、紙基板への印刷に適し速乾性、シート抵抗も低いインクです。

特長

1. 銀ナノ粒子同士の高い結合による高導電性を実現
2. 独自のインク調合技術による優れた印刷適性（濡れ性、解像度、密着性など）を達成
3. 優れた銀ナノ粒子の結合性、多孔性を抑え、高耐屈曲性・低表面粗さを実現

有機太陽電池の効率性/長期安定性を向上！酸化亜鉛インク『HELIOS INK』

PETなどの各種フレキシブル基板への適応性が高く、80℃～120℃の低温焼成に対応する酸化亜鉛インクです。光電変換効率を向上し有機太陽電池の高効率化・長寿命化を可能にするほか、有機ELにおいても高輝度を実現します。

特長

1. 表面粗度を抑え、均一性に優れた照度を達成
2. 有機太陽電池の光電変換効率の向上（PCE＞10%）
3. 有機ELにおいて、従来のPEIに比べ輝度値は10倍以上を達成

プロセスの簡素化とコスト削減を実現！透明導電性インク『TranDuctive』

タッチパネル、有機EL、有機太陽電池における既存のITO膜の代替材料として利用可能な銀ナノワイヤインクです。ロール・ツー・ロール方式による大量生産、印刷設備での製造が可能です。また、独自の調合技術により経時劣化を抑え、トータルコストの削減に大きく貢献します。

特長

1. ロール・ツー・ロール方式にて大量生産が可能
2. フレキシブルデバイスを実現
3. 独自の高い調合技術により 経時劣化を軽減

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