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様々な用途・環境に対応する偏光板Vol.45 - April 2022
LCDの主要部品 偏光板
当社ではLCD（液晶ディスプレイ）やOLED（有機ELディスプレイ）のパネルに使用される部品・材料、また、その製造工程で使用される装置、消耗部材などを取り扱っております。LCD、有機ELといったパネルの製造に深くかかわる部品、製造設備や測定器等には日本の優れた技術が求められており、当社は世界中の多くの企業への納入実績がございます。
今回ご紹介する偏光板はLCDの主要部品であり、コンピューター、カーナビ、サングラス、スマートフォン、ゲーム機など様々な用途で利用されています。
偏光板は材料によって染料系とヨウ素系の2種類に分けられ、染料系偏光板は高温高湿に対する優れた耐性を有し、過酷な環境で使用することができます。ヨウ素系偏光板は高温高湿状態では偏光度は低下しますが、通常環境においては良好な偏光効果が得られます。
偏光板の特性に応じて、光学補償フィルムを単独で、または組み合わせて利用することで、もしくは表面処理をすることで、LCDはより高いコントラスト・視野角を得ることができます。
当社では世界トップ10の偏光板メーカーと連携し、お客様のご要望に最適な偏光板を提供しております。
染料系偏光板
高温高湿に対する優れた耐性を有し、過酷な環境で使用することができます。
- 染料系透過型
- 染料系半透過型
- 染料系反射型
ヨウ素系偏光板
高温高湿状態では偏光度が低下しますが、通常環境では良好な偏光効果が得られます。
- ヨウ素系透過型
- ヨウ素系半透過型
- ヨウ素系反射型
タイプ別の特徴
透過型
屋内や暗い場所での使用に適しています。バックライトよりも太陽光が強い場合には見にくいため、太陽光下や屋外での使用は推奨されません。
半透過型
液晶パネルの背面に貼り付け、外光が強い時にバックライトが消灯し、反射を利用します。外光が弱い場合はバックライトが点灯し、光を収集します。半透過型は、暗い場所でも明るい場所でも使用することができます。
反射型
液晶パネルの背面に偏光板を貼り付け、外光を集め反射するタイプです。
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