Products取扱製品
プロセス合成パラレルモニタリング装置 amigo
英国Amigo社製パラレル有機合成装置は温度をかけながら、自動で定時的にサンプリングを行う装置です。
例えば1時間おきにサンプリングを行う実験の場合、マニュアルでサンプリングを行うと研究者は都度反応器のところまで来てサンプリングを行わなければなりません。Amigoを使用することにより都度サンプリングを行う必要がなくなり、効率良く実験を進めることができます。
Amigoはドラフトチャンバー内に設置できるコンパクトな設計でありながら、多検体(最大10本)を同時に反応させることができ、精製法の開拓や合成ルートの検討に最適です。温度・撹拌条件が個別に設定でき、反応容器のサイズを変えることにより250ul~20mlまでの有機物サンプルの合成や分解、反応の安定性や安全性の経時的変化をモニタリング(サンプリング)することができます。
Amigoはプロセス研究(CMC)のスクリーニングと最適化を行う上で非常に有効な役割を果たします。
プロセス研究(CMC)の対象産業
- 製薬、創薬、バイオメディカル
- 農薬
- 食品、飲料
- 石油化学
- 塗料
- 化粧品
- ファインケミカル
- フレグランス(芳香製品)
プロセス化学とは
より良い工業的合成方法を設定するため、創薬化学(メディシナルケミストリー)で採用された合成ルートの変更を行ったり、精製法の開拓、化合物の安定性の担保、不純物量のコントロールなど研究範囲は広範囲に及びます。
Point
環境配慮の製法
スケールアップしていくと廃棄物の量もどんどん増えていきます。反応副生成物の処理や低減は大きな課題です。
合成の操作性
簡単な手順や操作であることは、安定した合成のカギです。
反応の安全性
工業スケールでミスが起これば被害は尋常ではありません。反応の安全性に考慮した合成プロセスが重要です。
安定した品質
どの業界においても安定した品質で製品を供給することが求められます。
特長
- 反応途中でも定時的なサンプリングが可能 実装されているニードルによって試薬の追加、吸引が可能。 反応溶媒の仕込み、反応途中のサンプリングをはじめ、反応途中での試薬の追加、サンプリング後のバイアルへのクエンチング、反応容器への試薬滴下など様々なアプリケーション・シチュエーションへ適用します。
- 高精度な温度制御と安定性を実現 Amigo内に組み込まれているリアクションブロック(Integrity 10™)は最大10本のベッセルの取付けが可能です。それぞれのベッセルを-30℃から150℃の温度で隣接するベッセルに干渉されることなく温度制御が可能です。
- 10本の反応容器それぞれに温度設定、撹拌が可能 Integrity10ではベッセル内の温度を最大5℃/min(調整可能)の速さで昇温、冷却させることができます。また、内部スターラーの撹拌スピード350-1200rpmで調整可能です。
- マニフォールドでの窒素ガス置換、還流可能 対象サンプルにおいて、窒素雰囲気での合成・分解を行うことができ、さらに、別チラーを用いることで、還流対応も可能です。
- ユーザーフレンドリーな制御ソフト 簡単に使用できるExpressモード、複雑な動作が可能なExpertモードの選択が可能です。また、synchro start機能によりベッセル間の反応開始時間をずらし、サンプリングを行うタイミングが被らないよう自動制御を行うことができます。
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