Products取扱製品
ワイヤボンディング外観検査装置 HC-AZ
ウェッジボンド・ボールボンドの測定に
HC-AZはXYZ軸を持つ品質チェック用のワイヤボンディング外観測定検査装置です。ウェッジ・ボールボンド潰れ幅のオート測定及びウェッジ・ボールボンドループ高さのセミオート測定が可能です。
※その他の測定についてもお客様のご要望によってオプションにて追加可能です。
HC-AZ 主な機能
潰れ幅オート測定機能
プログラムされた測定ポイントに自動で移動し、自動画像処理にて潰れ幅を測定します。自動測定にて全ての測定を完了させる事も可能ですし、測定チェックを兼ねて作業者が測定結果を1つ1つ確認または全ての自動測定完了後に再度確認・修正する事も可能です。
ループ高さセミオート測定機能
Z軸にリニアスケールを搭載し、プログラムされたループトップ位置に自動で移動し、トラックボールにてフォーカスを手動にて微調整して正確なループ高さを測定します。測定顕微鏡を使用するよりも大幅な作業時間の短縮が可能です。
統計・写真記録機能
測定結果・測定画像を日付ごとに記録する事が可能です。不具合発生時の原因分析に効果を発揮します。
データ出力機能(CSV)
測定結果をCSVにて出力可能です。データのまとめに役立ちます。
その他の測定項目にも対応
傷検査、チップ搭載位置測定・検査、異物検査。また、自社開発の強みを生かしお客様のオリジナルの測定・検査にも対応可能です。
HC-AZ 導入のメリット
測定時間の短縮
外観測定検査装置 HC-AZをご使用頂く事により製品チェックに費やす時間を大幅に短縮する事が可能です。
例①:ウェッジボンド潰れ幅測定をHC-AZオート測定と測定顕微鏡を使用した手動測定の時間との比較
- 品種:ワークA
- ワイヤ本数:29本
- 測定箇所:58箇所
60%以上の時間短縮を実現
例②:ウェッジボンドループ測定をHC-AZセミオート測定と測定顕微鏡を使用した手動測定の時間との比較
- 品種:ワークA
- ワイヤ本数:29本
- 測定箇所:29箇所
30%以上の時間短縮を実現
測定の安定化
HC-AZをご使用頂く事により測定誤差を大幅に少なくし、安定した測定を行う事が可能です。
潰れ幅測定は測定者による誤差、また同じ人が同じワークを測定した場合でも大きな測定差が生じます。HC-AZは同じ条件にて測定を行いますので測定誤差が非常に少なくなり、安定した測定結果が得られます。
例①:ウェッジボンド幅をHC-AZオート測定と測定顕微鏡を使用した手動測定にて3回行った際の測定差の比較
HC-AZによる測定結果
HC-AZ | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
Wire1 | 406.774 | 406.910 | 406.808 |
---|---|---|---|
Wire2 | 395.450 | 395.484 | 395.456 |
Wire3 | 396.679 | 396.816 | 396.790 |
Wire4 | 416.147 | 416.218 | 416.227 |
Wire5 | 410.112 | 410.196 | 410.252 |
Wire6 | 394.175 | 394.308 | 394.274 |
Wire7 | 389.789 | 389.840 | 389.787 |
Wire8 | 384.645 | 384.728 | 384.664 |
Wire9 | 402.465 | 402.465 | 402.483 |
Wire10 | 402.154 | 402.271 | 402.167 |
安定した測定を実現
作業者による手動測定結
作業者 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
Wire1 | 418.190 | 419.110 | 425.880 |
---|---|---|---|
Wire2 | 409.140 | 405.070 | 412.620 |
Wire3 | 414.630 | 407.870 | 415.280 |
Wire4 | 426.950 | 433.970 | 428.530 |
Wire5 | 421.410 | 422.760 | 432.350 |
Wire6 | 412.170 | 408.220 | 416.380 |
Wire7 | 401.090 | 403.690 | 409.110 |
Wire8 | 393.610 | 394.720 | 400.920 |
Wire9 | 418.710 | 421.920 | 426.620 |
Wire10 | 418.390 | 419.100 | 424.330 |
HC-AZ 主な特長
ユーザーフレンドリーなインターフェース
外観測定検査装置 HC-AZはマップ機能の搭載により、自動測定中等もカメラ位置が容易に把握できます。また、モニタに表示されるマップ上にカーソルを移動してのカメラ位置移動も可能です。
オートズーム機能搭載
オートズーム機能搭載により、レンズ交換無しで最大116倍までの細微な域まで正確な観察や測定が可能です。
- 2×レンズ使用時:1.94~23.3倍
- 5×レンズ使用時:4.80~58.30倍
- 10×レンズ使用時:9.70~116.60倍
マルチ照明機能によりワークを詳細に観察可能
同軸照明と可動式リング照明の搭載によりワークを鮮明に映し出す事が可能です。
共通仕様
装置本体
装置寸法 | 624(W)×654(D)×757(H) |
---|---|
電源 | 100V |
消費電力 | 900VA |
重量 | 70kg |
稼動範囲 | 300㎜(X)×300(Y) |
動作精度 | X軸=10μm Y軸=10μm |
ワーク固定方式 | ネジ留め・ワーク専用冶具製作 |
光学系
カメラ |
|
---|---|
レンズ倍率 |
|
制御関係
PC | DELL OptiPlex9010 |
---|---|
USB | USB2.0×3 |
OS | Windows7 |
プログラム方式 | オリジナルGUI搭載 |
装置構成
外観検査装置 HC-AZ
外観検査装置関連製品 その他
お問い合わせ
製品やサービスについてのご質問・ご要望等ございましたら、下記のフォームにてお気軽にお問い合わせください。