太陽電池製造プロセス向け太陽電池用温度測定システム
SolarPaqシリーズ
Fluke Process Instruments社製Datapaq太陽電池用温度測定システム
フルーク・プロセス・インスツルメンツ社(旧社名:Datapaq、イギリス)は、各種加熱炉の温度測定・温度プロファイルシステムの業界リーダーで、太陽電池製造プロセスにおける温度測定ソリューションも各種提供しております。
これまで太陽電池用温度測定そのものが困難だったアプリケーションへも画期的なソリューションを提供し、生産効率及び品質向上、人件費の削減に貢献しております。
いずれのプロセスでも熱電対を炉外の温度計に接続するために長く引き延ばす必要はなく、これまでの太陽電池用温度測定作業の概念を大きく変える画期的な製品です。
CIGs太陽電池等の成膜向けシステム
500℃を超える成膜処理中のパネルの温度測定が可能なシステムです。 真空プロセス専用設計のコンパクトな耐熱ケース表面にセラミックコーティング処理を実施し高温使用時の変色を防止しております。 プラズマ発生中もノイズの影響もほとんど受けることなく、インラインの大型成膜装置内でのパネル温度を正確にモニタリングするソリューションとして納入実績がございます。
ラミネート工程中のモジュールの温度測定用
真空ラミネーター(モジュールラミネーター)によるラミネーション工程は、長期間厳しい温度差・風雨にさらさられる太陽電池モジュールの製品寿命を大きく左右します。正しい温度プロファイルにてEVAフィルムの硬化を実施することが極めて重要ですが、ラミネーターの仕組み・構造によって、これまで温度測定を実施することは困難なこととされてきました。
SolarPaqでは、ユニークな治具を用いることで様々な問題を解決し、ラミネーション中の正確な太陽電池用温度測定を可能にしました。
もちろん熱電対をラミネーター外部の温度計まで引き延ばす必要はありません。
市場での問題発生に伴う修理コストの削減に大きな効果が期待出来ます。
反射防止膜の成膜プロセス中の温度測定用
反射防止膜の成膜状態は、太陽電池の発電性能を大きく左右するため、成膜プロセス中のセルの温度測定ニーズは高いものの、真空チャンバー内のワークの測定は熱電対を炉外に引き延ばすことが困難であると同時に、プラズマによるノイズの影響により、概して太陽電池用温度測定は困難でした。
SolarPaqシステムはこれらの問題を解決し、これまでは手探り状態だった成膜プロセス中のセルの温度データの入手を実現しました。
本システムは125mmまたは156mmのセルサイズを想定しデザインされており、搬送用キャリアにそのまま搭載することが可能です。
注意:装置によってはノイズの影響を受ける場合もございます。
電極ペーストの焼成プロファイル測定用
発電効率に大きな影響を与える可能性のある電極ペーストの焼成プロファイルを記録・分析することで、品質管理のみならず、焼成プロファイルの最適化による生産効率の改善、性能向上、省エネ効果によるCO2削減効果が期待出来ます。
短時間ながらも高温となるペースト焼成プロファイルの厳しい環境下でも簡単確実にご使用頂ける太陽電池用温度測定システムです。
付属のセル搬送用キャリアにより、測定失敗の原因の一つとなる面倒な熱電対の固定作業も、作業者のレベルを問わずに確実に実施可能。繰り返し精度の高い有意義な温度測定ソリューションです。
最新モデル DP5シリーズ
温度モニターロガーのパイオニアFluke Process Instruments社(旧Datapaq社)の最新モデルです。制御系の一新により使い勝手が向上しました。
- 通信ケーブルには汎用USBケーブル(A-Mini-B)を採用。PCのUSBポートからの充電にも対応。
- ニッケル水素充電池は全てのモデルでユーザーによる交換が可能。
- 複数回の測定データをロガーメモリ内に保存可能。
- 校正情報をロガーメモリに保存。いつでも校正証明書をプリントアウトできます。
- 既存の多くの耐熱ケースと互換性があります。
データロガーのラインアップ/仕様はこちらをご覧ください。
耐熱ケースは、航空機のブラックボックスにも使用されている断熱材を使用。今回のモデルチェンジではカバーのロック機構を変更し、使い勝手が改善されました。
※リフロー用耐熱ケースの仕様はこちらをご覧ください。
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